インスタグラムでハンガリー振り返り旅行
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インスタグラムでハンガリー振り返り旅行

先日の投稿では5/15がロックダウン解除との予定でしたが
案の定また延期になりました。
気候も手伝い人々はどんどん道に出始めています。

リオープンし始めた店もちらほら。
ただしテイクアウトのみ。

Covid-19陽性確定件数最多を記録する私の住んでいる地域も車の量が多くなり、
路上はほぼ前のような活気を取り戻しつつあります。
みんなマスクしてるけどね。

私の友人達の住む地域では

”マスクしないで喋ってる人がいる!” とか
”公園では2メートル開けないで寄ってくる!”

とか聞きますが、私のエリアは割と守ったりしている人が多いような気がします。
さすがに、2メートル開けて狭い道を歩くのは無理なんですよ。
マナーだけの問題にはできないところもあります。

さて猫の目ニューヨークではロックダウン中に新しいプロジェクトを始めました。

題して、

インスタグラムでヨーロッパ振り返り旅行

 

といってもずっとハンガリーの写真😂。
今までの記録写真が沢山ハードドライブに入っていました!
こうして振り返ってみても素敵な国だなと実感。

この記事はハンガリー(主にブダペスト)に重点を当てて投稿します。


目次

1.ハンガリー国の概要

2.ハンガリー語

3.首都ブダペスト

3-1. ブダ城
3-2. 国会議事堂
3-3. 聖イシュトバン大聖堂
3-4.英雄広場
3-5.漁父の塔
3-6.マーチャーシュ教会
3-7.ドナウ川沿いのユダヤ人の靴

4.センテンドレ

5.ハンガリーは親日国

6.ニューヨークでのハンガリーコミュニティ

7.まとめ


1.ハンガリー国の概要

 

ハンガリーは、ヨーロッパ中央に位置するため、
東欧ではなく中欧です。結構間違えられている気が。
私もその一人でした🙃
英語ではCentral Europeと言います。

人工約980万人、面積約93万平方キロメートル。
中欧国家はだいたい小さいですね。

民族はハンガリー人(本土人)が85.6パーセント、
ルーマニア人 3.2%, ドイツ人1.9%, その他2.6%
無回答は14.1%(センサス外の割合?)

ルーマニアやドイツは、隣国の母国語の影響ですね。特にトランシルバニア領域は
昔はハンガリーだったため現在のルーマニア領となっていても、
周辺人々は両方の言葉を話せるようです。

イスラム国家からの移民や出稼ぎ人も多く、
ジプシー民族も見られます。

宗教は圧倒的にカトリック教。
猫の目の意外なところはユダヤ教が少ないということです。
戦前はユダヤ人も沢山いたのに、今はやはり
アメリカやイスラエルが大多数を占めますね。

2. ハンガリー語

語学者ではないので詳しいことは沢山書けないのですが、

ハンガリー語は、マジャール語とも呼ばれ
彼ら独自の起源があるようでなんともミステリアスなんです。

ドイツごのようなゲルマンでもなくイタリア語のようなローマンでもない。ラテンでもない。
一体何者なんだ!と語学者達はリサーチをしています。

意外にフィンランド語と、かくして日本語ともつながっているという人もいるんですよ。
ハンガリー人達は日本人と同じく、姓名の順に人を呼びます。

もちろんドイツやアメリカは逆ですよね。

あと、目的語の後に、日本語って
〜を、と言いますが、ハンガリー後も目的語の後に–t を付けます。
これも日本語との繋がりがあるのではないかという理由の一つだそうです。

3. ハンガリーの首都ブダペスト

私は主にブダペストとその周辺しか行ったことがないのですが、
ブダペストはドナウ川の真珠と呼ばれるほどに川沿いの建築物が素敵。

クルーズしながらも飽きないブダ城と皮を挟んだ国会議事堂の眺めで昼も夜も楽しめます。
首都でありながら、ニューヨークのような混雑もなく
ツーリスト街を少し離れると割と地元の人たちしかいなくなるので
街自体は落ち着いています。ハンガリー人は、日本人と近いマナーを持っているような気がするのは私だけかと思っていましたが、私の日本人の友人何人かも同じことを言っていました。

これ言ったら失礼じゃないかな?とか、人を上から目線で見ないような
人に対しての気遣いポイントが似ているのかもしれませんね。

世界遺産に登録されているブダ城のあるDistrict One (第一区域?)は
通行許可証がいるため、静かですし、歩行者は通ることができます。
とにかく眺めが良くて、気分も落ち着ける癒しの街。おすすめです。

インスタグラムに載せた観光地のリスト

ブダ城 Buda Castle

ブダ城は丘の上にあって、13世紀に建てられたお城。
ハンガリーは歴史的にもいろいろな国から侵入領土略奪の多い国。
世界大戦でもナチドイツとロシアの間に挟まれ爆破攻撃を受けています。

それにより、ブダ城も破壊され修復され今現在に至っています。
ダメージを受けながらも生き延びるとても強い国ハンガリー。

生命力がすごいですね。

国会議事堂

国会議事堂は、ネオゴシック建築で、がつんと大きく建っています。
今まで何度行っても何回も写真を撮ってしまうくらいインパクトの強いこの
パーリャメントは議事室がきんぴかりんのゴールドリーフで内装されています。

ウイーンの学友協会(Musikverein)みたいだなと思いました。

さすがヨーロッパなんですよね、こういうところ。ニューヨークではあまり見られないし、
金箔のクオリティーとかも違う。

ツアーガイドを通してではないとここまで入れないのですが、
とても綺麗で写真撮影も一部しか許可されません。

聖イシュトバンの大聖堂

ハンガリー王国でcirca 1,000年に形式上初の宗教国家を立ち上げた聖イシュトバン(István)。
イシュトバンとはハンガリー語で、英語ではステーィブン/ステファンのことです。

このネオロマネスク様式の大聖堂の中には、大きな祈祷室があり、8,500人収容できる大聖堂。
パイプオルガンも素敵です。コンサートに遭遇すると響きがとても綺麗なんです。
展望台まで上がると、ブダペストの街を一眺できます。

英雄広場

アンドラッシー通りの先にはハンガリーの著名な先駆者や王様をブロンド像にしてある英雄広場があります。

ハンガリーがまだ宗教国家ではなかった頃は、Peganといって
違う神を拝んでいました。日本もいわゆるペガン。
仏教は別なのですが、日本の神道は独自の神のため
Religious Godとはまた違う認識をされるのです。
アメリカでは、ネイティブアメリカンがそうですね。

9世紀末にアールパード率いる7つの民族がこのカーペティアン山脈の区域に
帝国を築きました。そのもの達がスクエアの中心、そして
もちろん聖イシュトバンと王冠が上に祀られています。

ハンガリーってとても小さな国だけど(昔は大きな帝国だったんですがその話はまた次)
とても歴史深くて知っていくとどんどん興味が湧いてくる
そんな不思議な国です。

漁父の塔

とっても風変わりなとんがった要塞がブダ城側にある漁父の塔 Fisherman’s Bastion (halaszabastya)

この塔は川から敵の侵入を防ぐために築かれたのですが、いろいろな戦争で爆破され
現在のようなとんがりの形になったのは、WWII後の修復作業により。

もとはもっとFort 砦のようなものでした。

このようなファンシーなデザインになったのもどうやら
近くにある米会社であるヒルトンホテルの影響だとか。
どこにでも影響を与えてしまうアメリカ。あなどれませんね。

英語リンク:History of Fisherman’s Bastion 

マーチャーシュ教会の尖塔

漁父の塔の隣にあるのはマーチャーシュ教会。
皇妃エリザベスと(ハンガリーウォーターで有名な)アストロハンガリー国王のフランツ=ヨセフ1世が挙式をあげた場所。

その尖塔(Steeple )を登るとブダ側からのブダペストを眺めることができます。
国会議事堂と、聖イシュトバン=バジリカがよく見えますよ。

マーチャーシュ協会の尖塔の注意点

この螺旋階段は、完全にウォークアップ式。運動不足の人や心臓に負担がかかるといけない方は
事前に心得て登ったほうがいいかもしれません。
なにしろ螺旋階段の幅も人一人分。とくに体の大きなヨーロッパ人とは絶対すれ違えません。(というか日本人同士でも無理だと思います)
でも、対抗者をまつ待機スポットみたいなものもあるので頑張って登ってくださいね

ドナウ川に並べられたユダヤ人の靴

インスタグラムで反響を呼んだユダヤ人の靴。
ナチスドイツ下で行われた虐殺は日本でも知られている話。
ハンガリーは戦前ユダヤ人人口が西ヨーロッパのユダヤ人数よりも多く
ハンガリーの約40%の領土を収めていたのもユダヤ人だった程。

戦後はアメリカやイスラエルがユダヤ人人口ナンバーワンになりましたが、
ニューヨークにはハンガリー語を話すユダヤ人も多数いるのをご存知ですか?
おそらく、ホロコーストサバイバー(アウシュビッツに送られてからアメリカに逃げた人々)
の子供だったりするので家でハンガリー語を話す
イエディッシュ系ユダヤ人がいるからではないかと思います。



 

4.センテンドレ:Szentendre

ブダペストの20km程北にある小さな観光タウンであるセンテンドレ
コミュータートレイン(郊外へ走る電車)では約40分ほどで到着します。

可愛い雑貨や教会、そしてレストランなど、週末小旅行に来るハンガリー人で賑わいます。
私はコバーチ=マーギット(Kobács Margit)の彫刻美術館に行きましたが、
とても楽しかったです。

レストラン周辺で歩く猫がちらほら。まさにヨーロッパの街に住む猫!
という感じです。

夕日もとても綺麗。ブダペスト市内にはない神秘的な世界を味わえます。

5.ハンガリーは親日国

私の主観的なコメントになりますが、ハンガリーと日本は友好関係で繋がっています。

日本からは、リスト音楽院に音楽留学する生徒達、
ハンガリーの難関医学部に試験を受けにくる人、企業駐在などの他、
旅行者などの存在で、ハンガリー人には割と控え目の日本人の印象は良いようです。

有名な鎖橋から一つ南側のエルジェベート橋のライティングデザインは
お台場のレインボーブリッジの照明も手がける石井幹子氏。
2008年に両国間の協力を経て、それまでは夜間に照明がなかったこの橋のライトアップが可能になりました。wikipedia参照

実際に移住したことはないし、もちろんハンガリーはニューヨークのようなコスモポリタンな国では
ないため、日本人の中には住むのが大変という方々もいらっしゃると思います。(それは世界のどの国でも同じこと)

ハンガリー人は、自分の国以外の人がハンガリー語を話すと思っていないため、
少し勉強して初級程度のハンガリー語を身につければ
好印象をもって接してくれると思います。

私の体験談:
私は普段はブダペストでも英語を話します。
こういう時に、アメリカ人が英語話せば全世界通じる!とか思っちゃってるの
自分も鼻で笑えないなと思ってしまいました。
複数のハンガリー人の知人も英語を話せるので
ハンガリー語を話さないといけないという機会はあまりないのですが、
少し勉強した 
Szia!(こんにちは) とか、
Jo napot kivanok (Sziaの丁寧なバージョン)とか

少しタクシーの運転手さんとかに話すだけで
”君はハンガリー人なんだね!”
とか冗談で返してくれたり、レジのおばちゃんは目を丸くして驚いてたり
言葉のコミュニケーションて大切なんだなとつくづく思います。

6.ニューヨークでのハンガリーコミュニティ

ニューヨークは日本人ほどハンガリーコミュニティが大きいわけではありませんが、
マンハッタンではアッパーイーストにハンガリー人が割と住んでいると聞きます。
中でも、アッパーイーストにあるレストラン/ペーストリー屋さん。
そして、クイーンズにもハンガリーペーストリー屋さんがあります。
オーストリアのお菓子も売っていたり、中欧のスイーツを買うことができます。


Budapest Cafe : 1631 2nd Avenue, New Yor, NY 10028

 

 


Andrea Bakery : 100-28 Queens Blvd, Forest Hills, NY

こちらは、クイーンズに。
地下鉄RM線の終点から一つ駅手前、67Ave駅下車すぐ目の前に。

7.まとめ

いかがでしたか?
一つの投稿だけでは書ききれない程
ハンガリーの魅力は沢山。
インスタグラムストーリーでもトリビアクイズを出していきました。
(インスタグラムのアカウントです。よかったら覗いてみてくださいね
instagram:nekonomenyc
ロックダウンが終わっていろいろな事に余裕が戻ったら
またぜひ訪れたい国の一つです。



 

Nekonome NY を読んで下さってありがとうございます。

ニューヨークという街が、あなたにとってすこしでも素敵な場所でありますように…