ニューヨークの現在は?コロナウイルスロックダウン解除Phase 4の今
(8月下旬現在の様子です)
最新情報:いよいよニューヨーク市内博物館・美術館リオープンします。詳しくは投稿内をお読み下さい。
ニューヨークのCovid-19ロックダウン解除から四ヶ月を越え、市はPhase 4=段階4に入っています。
7月20日付で市長Bill de Blasio氏、及に州知事のAndrew Cuomo氏はこの段階を最終とし、これ以上は徐々に様子をみながらリオープンしていくとの方針を告げました。
それから一ヶ月が経ちました。
Phase 4が最終段階とはいえ、すべてが元通りという訳ではなく、街に出てもまだまだ多くの制限があります。
メデイアで流れる情報だけでは取り上げられていない部分も沢山あります。
それでは一体実際ニューヨークがどのような様子であるか、まとめてみました。
目次
1. NYC Covid-19対策:段階4の時点でオープンしている事業、アクティビティー等
アウトドアーダイニング
市内のレストランで、路上にダイニングスペースをとり飲食が可能になりました。天気の良い日は外の席がほぼ満席になる程の様子です。(飲食中は皆マスクはしていないので、飛沫感染が立証されているとすればそこから感染する可能性がありますが)テーブルの間は少なくとも6フィートの距離をとって設置されています。
ビーチ
通常であればメモリアルデーの5/25にオープンするビーチですが、今年は7/1。一ヶ月ほどたっても人の量は少ない様子。ニューヨーク市東に位置するロングアイランドのとある海岸は、サメがでたために一時遊泳禁止になったとか。コロナウイルスよりも強し!?(ローカル新聞じゃピオンさんの記事こちら)
ランドマークタワー
エンパイアステートビルディングやワールドトレードセンターなどの名所タワーが人数制限でオープン。オンラインで事前に予約をしてからの入場、そうでないと人数制限で売り切れてしまう可能性ありです。
美容院
6月の下旬から50%のキャパシティーでオープン。店内には席の間にビニール製の仕切りをつけています。冒頭にも述べたように、皆髪の毛をカットするのが待ちきれなかった様子。日本人のヘアスタイリストさんがニューヨークに数多く住まれているので、お仕事復帰も嬉しい所。
スポーツ
まずは高校スポーツ。当初は8月の下旬からスタートするという予定が、The New York State Public High School Athletic Association (NSPHSAA….長い!)の判断により開始はキャンセルとなっています。
状況が改善すればスタートの可能性あり。もしも今年いっぱいの見合わせになった場合は、来年1月からの試合予定を、詰め込む形にする方針だとか(どんな詰め込み方なのか、興味あり。選手や審判をどのように組み合わせるのでしょうか。。)
しかし、プロフェッショナルリーグはスタート。観客はゼロで、TV,オンライン観戦となっています。少し寂しい感じもしますが、何もないより全然嬉しい事です。皆がアウトサイドや自宅でスポーツバーで観戦しているような気分ですね。
大リーグではNew York Mets vs. Yankees は、8/21からメッツスタジアムで。周りの公園にファンが集まることが予想されます。
バスケットボールも開始。同じく無観客での試合です。
動物園・ボタニカルガーデン
写真に見られるのは、マンハッタン南側、自由の女神の東方向に位置するガバナーズアイランド。マンハッタンの喧騒から少し遠かったかのような雰囲気を醸し出しているこのレクリエーション=ランドマークは7/15にリオープンしました。
まだ入島制限がされているので事前にフェリーチケットをオンラインで購入。売り切れていたらその日の入場数は制限に達しています。
リオープンしてからの賑わい度は高く、チケットを購入することが難しいとのお話です。
市内でも有名なブロンクス=ズーは営業時間を縮小して7/24からリオープンしています。セントラルパーク=ズーも同じく開園時間短縮での再開です。今まで閉まっていたポーラ=サークル(ペンギンなどが遊泳している区域)は8/24から閲覧可能に。
ブルックリンのボタニカルガーデンは8/7から入庭可能になりました。庭、花好きの筆者には嬉しいところです。
2.実際の街の様子
パンデミックが始まり街の中がほぼゴーストタウン化し、侘しげな表情を見せていたニューヨークですが、7月に入ってからこの二ヶ月の間に活気を取り戻してきています。
地下鉄の乗者率は3月前に比べるとまだまだ低いながらも、筆者が自宅待機解除後に初めて乗った6月の上旬に比べ活気も増してきています。 乗る前に、安全を確認するような張り詰めた状況もあまり見られなくなりました。
街の活気が確認できる一番の事業はレストランのアウトドアダイニングでしょう。現時点でまだ店内での飲食が不可能な為、ダインインの場合は全員店外でということになります。今まで店内の中をわざわざ覗き込むようなことはしなかったので、街を歩いていると飲食中の人々の表情が見られます。
久しぶりに再開した友達と楽しく会話をしている姿が、更に街を活気出させる印象を受けます。
タクシーの数もどんどんと増えてきており、Uberドライバーをしている近所の住民も最近は仕事に復帰しているようです。
美容師さんや飲食店、服屋ショップ店員は日数は減っているものの仕事場に戻っていますが、会社勤めの人々も、少しずつオフィスに戻っている様子です。
とは言え、大企業の人々は在宅勤務がまだまだ大半のようで、引き続き富豪層は別荘地からのデスクワークになっているところが多いです。
3.インドアー博物館及び美術館リオープンのお知らせ
今までインドアでの活動を大幅に中止していたニューヨークが、遂に美術館のリオープンに踏み切りました。
芸術肌の私としては嬉しい限り。というか、これを待っていました。
MOMA[Museum of Modern Art] 8/27. ニューヨーク近代美術館がリオープン。9月末まで一般に無料で公開する予定。ユニクロがその資金のお手伝いをしています。
MET[Metropolitan Museum of Art] 8/29. メット美術館もリオープン。マンハッタン北にある、中世美術を展示するクロイスターミュージアムは9/12にリオープン予定。クロイスターミュージアムは、こじんまりとした、ヨーロッパのような雰囲気を味わうことができるとてもお勧めのミュージアムです。こちらに記事を書いていますのでよかったら参考にして下さい↓↓↓
American Museum of Natural History 9/2.アメリカ自然史博物館. こちらは9/2に博物館会員に公開したのち5日後の7日に一般公開予定とされています。遂に、子供達の行く場所が増えてきました!
Brooklyn Museum 9/12.ブルックリン美術館.ボタニカルガーデンの方はすでにリオープンしていますが、本館の方もいよいよリオープン。個人的にとてもお気に入りのミュージアム。
4.筆者の感想、見解
まだまだ油断が禁物なものの、ニューヨークは段々と速度を上げて復興しています。皆はじめは不安を抱えながらの調整でした。感染者数、死者数が減り、公共施設がリオープンしていく中で安心感を取り戻しているのかもしれません。
4月の時点ではほとんど誰も外に出ず、一日中家に閉じこもっていた市民達。それはそれで精神的に落ち込むし体力も免疫力も下がってしまうので、このように活気のある街の方がいいような気がします。
かといって、皆が自己責任を持ちそして互いに気遣い合う姿勢でいないと二次感染に繋がる可能性が十分にあります。地域によっては、ソーシャルディスタンシングを完全に軽視している人たちもよく見かけます。予防できるワクチンができるまではこれからも警戒が必要です。外出しすぎて免疫を落とさないようなバランス、自己管理をしながら調整、復帰していきたいですね。
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