アメリカから子連れで里帰り★飛行機の予約から搭乗まで
去年の秋、私は当時10ヶ月の我が子を連れてニューヨークから日本へ里帰りしました。初めて、私と息子で乗る国際線フライト。今まで何度もアメリカから日本行きの飛行機は経験していたものの、子連れの長距離フライトとなると勝手は全く違います。周囲の友人から情報収集したりググってみたりして、手探り状態。
実際子連れでの日本行きは、やはり大変。なんてったって、東海岸からだと西海岸からさらに4時間はかかりますから。
でも、行きの経験を生かして、日本からアメリカに戻る際は少し気分的には楽になった気がします。フライト内での要領を知っているのと知らないのとでは随分違うので。
ということで、この投稿はアメリカから日本へ子連れで里帰りされる方にお役に立てればと思い執筆しています。
小さい子供と飛行機に乗るときの荷物は?ベビーカーの持ち込みの規定は?アメリカの空港での対応は?
ここでは、子連れのフライトの場合の航空券購入の仕方、特別席の予約の流れや子供の食事選択の方法や出発地の空港での対応やプロセスなど、事前に知っておくと便利なことをできるだけ詳しくお話していきます。
この投稿は続編、続々編とともに三本立てでお届けします。こちらの記事は、日米間のフライト予約とアメリカ現地の空港での対応までのお話。第二編は、実際の国際線機内での経験について。
状況:今回私は、アメリカのNY-JFK国際空港から中部国際空港までを羽田空港乗り継ぎで移動。NYで出産したので当時10ヶ月の息子と自分の二人で初めて日本行きの長時間飛行機でした。お世話になった航空会社はJAL(日本航空)さんです。
余談:JFK空港からの長時間フライトがやっと終わったと思いきや、羽田空港についてからもまた困難が待ち受けていました。それについての詳しい記事はこちらにあるので、羽田を経由して地方空港に行かれる方は是非読んでみて下さいね。
続々編記事:初めて息子とワンオペ日本里帰り★JFKから羽田乗り継ぎ体験談
目次
1.アメリカー日本行きのチケットを購入する際にする事
1-1バシネット席予約
1-2ベビーミールの指定
1-3子供のパスポートの名前登録
2.国際線機内持ち込みのベビーカー、液体類についての規定
2-1機内持ち込みベビーカーについて
2-2液体類や粉ミルクの機内持ち込みは可能!
3.日本里帰り当日のJFK空港で
3-1JFK空港のチェックインカウンターで
3-2長蛇を横目で見ながら優先待遇のセキュリティゲート
3-3ベビーフードと液体ミルク、粉ミルクの個別検査
3-4空港の授乳室
1.アメリカー日本行きのチケットを購入する際にする事
まず日本行きのチケットを購入する際にこの4つの点を確認しました。
- 子供運賃
- バシネット席の予約
- ベビーミールの指定
- 子供のパスポートの名前
国際線の子供運賃について
赤ちゃんや幼児を膝の上で同席させる場合の子供運賃は、大人同伴者の運賃の10%です。赤ちゃんように別途一席予約したい場合は大人の75%。こちらの詳細は、JALオフィシャルのウェブサイトで確認できます。子供運賃についてのJAL Official Webpage
バシネット席の予約
2歳ぐらいまで、10.5KG未満のお子さんの場合、バシネットというものが借りられます。歳というより、体重の方が重要な気が。要は、バシネットが落ちないかってことを確認したいんでしょう。
このバシネット席、空きがあるなら絶対予約しましょう。バシネット利用代は無料です。日本行きの国際線なら必ず設置されているはず。
私の場合、バシネット席はエコノミーシートグループには2席用意されていてそのうちの1席を私の席として予約、息子は同じ席の同伴者扱い。息子の料金は私の航空券全額の10%。バシネット席は特別予約席で、プレミアムエコノミー席の後ろのCAさんがお茶など用意する場所のすぐ後ろにあるはずです。(多分CAさんがすぐにお手伝いに来やすいため?)
バシネットの予約の仕方
JALにバシネット席を予約した時、初めにコールセンターで空き確認をする必要がありました。オンラインではできません。電話予約で実際にチケットを購入すると、電話購入手数料が$50ドル余分にかかります。次の方法で購入すると、この手数料がタダになります。
ここからの話はJALのとても感じの良い電話予約の係員さんが教えてくれて実際にやったことです。
1)まず、オンラインで日本へ里帰りしたい飛行機の日程で便を仮予約する。そこで直接購入せず予約をそのままセーブする。この時点ではバシネット席がどこか、そして空きがあるかわからないので座席指定はしない方が良い。
2) オンライン予約の有効期限日内にJALのコールセンターへ問い合わせ、予約した日程でのバシネット席に空きがあるか確認。
3)コールセンターで確認をしていただき、コンファームが取れた時点でオンラインで購入を確定する。
コールセンターの方でバシネットを確認するのに、1日ほどかかるので、オンラインで予約保留した時点でなるべく早く電話をした方がいいです。そうでないと、コールセンターの確認に時間がかかった場合にオンライン予約が取り消されてしまう可能性あり。
そうすると、実質上は自分で予約していることになるので、電話予約手数料$50はかからないんです。コールセンターの方で特別席の指定をしてくれるので、それからは自分で座席変更などしないで下さい。
ベビーミールの指定
ベビーミールは自分でJALのホームページから行う。選択が3つあり、私の子は10ヶ月という微妙な時期だったので、ベビーフード(0−8ヶ月)にするか幼児食(8ヶ月ー2歳)にするか迷いました。ほら、日本の離乳食って、固さや粒の大きさをする段階が早いじゃないですか。(アメリカは、1歳ぐらいまでずっとスムージーみたいな柔らかさ食べている子が多い)だから、予約した時点でどちらになるかがわからなくて。結局アメリカから日本へ行く際はベビーミールの方を指定しました。
ベビーミールの選択はオンラインで変更ができますが、航空会社での手配があるので72時間前までにした方がいいようです。念の為、一週間ぐらい前の方がいいかもしれないですね。
予約時のパスポートの名前
お子さんが日米両国籍を持っている場合、航空券は日本のパスポートに記載されている通りの名前で購入して欲しいと言われました。
2.国際線機内持ち込みのベビーカー、液体類についての規定
機内持ち込みベビーカーについて
アメリカから日本へ渡航する際、折り畳みのTSA基準サイズ内のベビーカーは、機内持ち込みが可能。しかも、そのベビーカーは、持ち込み荷物としてはカウントされないため、別にいつも通り小さいサイズのスーツケースとハンドバッグのような身の回り品もオッケー。
個人的な経験上ですが、もしもお子さんとワンオペで飛行機に乗る際羽田空港で乗り継ぎする人は、ターミナル間の移動連絡バスの関係でベビーカーは避けたほうが無難かも、と思います。もちろんそれぞれの便宜や状況に合わせての選択です。ベビーカーの方がうまく行くこともありますが、私は息子と二人だったので抱っこ紐で羽田空港の移動をして良かったと思います。詳しい話は、冒頭にも紹介したこちらの記事に書いてますので参考にしてくださいね→→→初めて息子とワンオペ日本里帰り★JFKから羽田乗り継ぎ体験談
液体類や粉ミルクの機内持ち込みは可能!
私の息子はリキッドミルクを飲んでいたので、未開封のボトルを何本か持っていくことが可能でした。開封されていても赤ちゃんのためのミルクなら、空港ではおそらく止められないと思います。搭乗してから粉ミルクを作ってもいいけれど、やはりリキッドボトルがあると便利です。アメリカでは沢山のミルクが液体ボトルバージョンになって売っているので、慣れていれば持っていくといいです。リキッドミルクは何本も持っていくと重いので、粉ミルクも持っていきました。開封されていても持ち込み可能です。
3.日本里帰り当日のJFK空港で
もうすでに子連れで渡航されている人はうんうんと頷くことだと思いますが、子連れだとかなり優遇されます。私は20年近くアメリカに住んでいますがこんな優先対応されたのは初めてでした。もちろんその分子供を連れていて大変なので、それぐらい優遇されても一人の方がいいなあと思いますけどね笑
JFK空港のチェックインカウンター
NY-JFK空港に着いて日本航空のカウンターへ子供がいるとわかるとすぐに優先チェックインになりました。そこでベビーミールの確認とベビーカー持っているかなど聞かれ、普段とあまり変わらない手続き。預けもの荷物を渡した後そのままセキュリティゲートまで進みます。
優先待遇のセキュリティゲート
いつもセキュリテイチェックをするのに長蛇の列なすJFK空港。子連れエントリーで、X-rayゲートの直前まで一気にプロシード。でもそこからは他の人と同じ待遇。子供をおぶっていても自分でスーツケース代の上にあげなきゃいけないし、靴も自分で脱いで、トレーに入れます。ラフな対応で有名なJFKのセキュリティスタッフ。でもこっちも小さな命抱えてるし大変なんだけど!というと、手伝ってくれたりします。
ベビーフードと液体ミルク、粉ミルクの個別検査
リュックに子供用のミルクやご飯が入っていると伝えると、まとめてトレーに入れられて持っていかれます。その時、ゲートを越えてから特別対応のデスクに行くように指示されます。同じブースにあるので遠いわけでもなんでもないけど、ちょっとそこで待たされるからあまり長く待たされたら聞いてみた方がいいです。普通に忘れている場合あり。私は無意味に10分弱待ちました。このようなハプニングは容易に想定されますので(笑)焦りたくなければ15分ぐらい多めに見積もった方が良さそうです。
空港に授乳室なんてない
アメリカ居住組が日本の空港で驚くのはベビールームの便利さ。ミルク用の熱湯なんてJFK空港にはないし、おそらくベビールームのようなものはありません。トイレにおむつ替えのできる台が添えつけてあるだけ。子連れに対して対応の優しいアメリカなのに設備系は全然親切じゃないのも面白いところ。自分で考えて各自やってくださいね、ということでしょう。
羽田行きゲートでの事前改札
こちらは、子連れでなくとも皆が知る話。ザ・子連れ優先搭乗。カウンターの人に事前に聞かずにただゲートの前でウロウロしてたら搭乗時間にアナウンスされるので、その時に前にしゃしゃり出る。車椅子のお客さん達と共に飛行機まで移動。一番初めに車椅子の方々が搭乗し、次に子連れの人たちだった気がします。
4.まとめ
ここでは、アメリカから子連れで日本へ里帰りする際の飛行機の予約の際に気をつけることをいくつかお話しました。
バシネットは空きがあれば絶対予約してくださいね!!
液体ミルクや粉ミルクは、幼児のためなので空港ではスペシャルエントリーになります。持ち込みOK。でも個別にスキャンしないといけないので、少し時間かかるかもしれないことを頭に入れておいてね。
ベビーミールの指定、変更は必ず事前にウェブサイトで行わないと、ギリギリでは受け付けてくれないよ。
そんなところでしょうか。
さて次の投稿は実際の機内での体験です。次の投稿で飛行機内でのミルクの準備、おしめ、バシネット席の感想などのお話を中心にお話しますのでぜひ読んでみてくださいね。それでは、See you next time!
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