
ユダヤの宗教徒もツリーを飾るハヌカブッシュって何?
12月になり、ホリデーシーズンに突入したニューヨーク。
ロッカフェラーセンターやブライアントパークなどの公園では巨大ツリーの電飾が有名ですね。
街の路上では、各家庭が部屋に飾るための木も沢山売られています。
近くを通るととてもいい匂い。
みなさんここに始めてくるときは全てクリスマスツリーだと思っている人もいらっしゃるかと思います。(十何年前私もそう思ってました)
ここNYにくるまで私は”ハヌカブッシュ”という存在を知りませんでした。
えっ?そうなの?
そうなんです。
今日はそのハヌカブッシュについて私の経験を兼ねてざっくりとお話ししたいと思います。
この投稿は3つのリファレンスウェブサイトと私の複数のユダヤ系の方々との会話からの実経験で作成しています。
ハヌカ(Chanukah/Hanukah)とは?
まずは、ハヌカについてのごくごく簡単な説明から。
今年2017年は、12/12の晩に始まりました。
ハヌカとは dedication, ”貢献”という意味で毎年冬に行われるユダヤ教の祭典です。
色々な綴りがあり、アメリカで代表的なのはHanukah。
ユダヤ系の人たちはChanukahといったりChanukkahといったり様々。
意味は同じです。私たちが綴りを間違っても彼らは怒りません。
大切なのは、ハヌカの事興味があるよ、もっと知りたいよっていう気持ちを彼らに伝えること。
ニューヨークに沢山住んでいるユダヤ教のこと学べるなんて本当に素敵だと思います。
中西部に住んでいたときはやはりそんな話はほとんど上がってきませんでした。
NYさまさまです。
ハヌカはヘブライカレンダーのKiev 25日のイブに始まり8日間続きます。
このKievは私たちのカレンダーの11月か12月にあたり、大体ハヌカは12月にあたりますが、11月の時もあります。
Menorahというキャンドルホルダー
ハヌカで重要な儀式は、Menorah “メノラ”と呼ばれる8本のキャンドルホルダーに一夜づつキャンドルを灯していくことです。
メノラが置いてある家庭がユダヤ教、又はユダヤ教に何らかの形で関わっている人がいるということです。
気に留めて見てみてください。
ニューヨークはそんな家庭がすごく沢山あります。
(というか、私が知り合いになる人がユダヤ系の家庭が多いのか?きっとそう思っている人は沢山いると思います)
メノラーキャンドルホルダーが9本な理由
ユダヤ教が大昔、勢力を伸ばしてきたギリシャ教徒に追いやられて本来の活動拠点での彼らの信仰中止を余儀なくされようとしていた時。
あるユダヤ教徒の団体(JudahとMaccabehがその主導者だった)がその圧力を打ち破り Holy Temple の場所をイエルサレムに残しておくことに成功しました。
勝利を勝ち取ったものの、彼らには沢山の物資があるわけがありません。
夜になり明かりを灯そうとも少量のオリーブオイル(彼らはHoly Oilという)しか残っていませんでした。
その油を使ってろうそくを灯したところ、奇跡的にも8日間火が絶えることがなかったそうです。
ユダヤ教徒の人たちはこの奇跡を忘れてはいけない、この出来事があったからこそ今の彼らがいるということを再確認し感謝するためにハヌカの週の毎晩、キャンドルに火を灯すのです。
でも、8日間しかないハヌカにどうして9本もろうそくがいるの?
Shamash “シャマッシュ”と言われる9本目は中心に置かれ、ちょっと位置が違います。私がよく見るのは位置が高いもの。
真ん中は一番初めに1本目のろうそくと一緒につけられ絶えず灯されています。(大元みたいな存在)
もし万が一他の8本のうちどれかが消えてしまったとき、この真ん中のろうそくでもう一度付け直します。
8本のろうそくは常にHolyなのでその火を”仕事”の役割にさせてはいけない伝統のようです。
ちなみに上の写真のメノラーの電気製ですね。安全性を気にしてだと思います。
この建物も割とユダヤ系の血筋をもっていらっしゃる人が多く住んでいます。
このハヌカの間、家族や友人、子供たちはハヌカの歌を歌ったり、行事の食事をしたり、ドレイドルというこまで遊んだりします。
もしもご知り合いにユダヤ教の方ががいたらその人はどのようにお祝いするか聞いてみてもいいかもしれませんね。喜んで教えてくれるし、親近感ももってくれると思います。
もっとユダヤ教について知りたいなという方は
私が前書いたジューイッシュミュージアムは穴場スポット を見てください。そこにアッパーイーストサイドにある博物館について詳しく書かれています
ハヌカブッシュって何?
本題はここから。
ニューヨークに住んでいると、街中で見かけるのは”クリスマスツリー”だと思いますよね。それが日本人。
あと、大半のアメリカの州の人もそうです。緑と赤の色がメインであとは色々星をつけたりデコレーションしたり。
こちらにきて青と白の電光を見たことありませんか?それがNYのHannukah Bush”ハヌカブッシュ” なのです。
注意:)
一番上のメイン写真は、下にクリスマスプレゼントのラッピングが置かれています。
これは典型的な”わけわかめ”(古っ!)のホリデーツリー。
信仰心で飾っているというよりは、二つ一緒に飾っておけ!という商業者の意図。
NYにはぼつぼつ見られる光景であります。
私のハヌカブッシュとの出会い
私は昔大学にいた時にクラスメートの男の子(その子はユダヤ教でもキリスト教でもない、私たちみたいな人)が、
”ハヌカブッシュって知っているかい、ハヌカブッシュはね、、、、
ある日ユダヤ教徒の子供達が道を歩いていたら、町中にクリスマスツリーが飾ってあってその子は
それがどうしても欲しくなった。それでお父さんにお願いしたんだ。
どうしようもなく困り果てたお父さんは売っていた木をとって
”わが子よ、今日から貴方もHanukah Bushを家に飾ることができるよ、ほら”
といい、それからクリスマスツリーと同じ木を使って色やデコレーションは変えて飾るような風習ができた
と聞いたんです。
私はそれまでなにか神秘的なユダヤの由来があると思っていたけど
”あれ、そうなの?”
という感じでした。この子結構シニカルなジョークを言う子だったんで初めは嘘だと思っていました。
だけど、実はその話はまんざらでもなさそうです(ただ、話の主人公が子供とお父さんかは本当か知らないけれど)。
理由はなんにせよ、
私は個人的にあの青白のライトがすごく好きです。なんか心が綺麗になる印象があります。
クリスマスでも、青白でデコレーション普通にしますしね。
ダークな今日の真実をあかせば結局ハヌカブッシュも売って、市場の活性化を測ると言うことらしいんですけどね。
だから、厳粛な家庭ではハヌカブッシュを飾らない家庭もあります。本来のハヌカの意図に反しているとして。
でもハヌカブッシュにも神秘的な意味があるという人もいます。
”どのようなお祝いをするかはその家庭家庭違うけれど、本来ハヌカがどうして行われるかっていう歴史を忘れてはいけないこと。そしてそれに感謝をすることなんだよ。”
と昔ユダヤ教徒の方が言っていたことがありました。
多様な人種や宗教が集まって生活しているアメリカ。
特にその密度が高いニューヨークで文化は徐々に溶け合いながら人々生活しています。
これによって、子供達が健やかに楽しいホリデーを迎えられるのであればそれが一番。
だって深く掘り下げれば
”日本人のクリスマスツリーって一体なんやねん!”
ってことになりますよね。
そんなこと、アメリカに住むまでは思ってもみませんでした。
でもそれで子供達の楽しみが増えることは、悪いことではありまでせん。
それがモチベーションになり子供達の心が豊かになるのであれば。
長い歴史をたどって受けつがれてきたユダヤ教の冬の祭典Hanukah。
最近になり、ハヌカブッシュなども加わり本来の意味から少し商業化している部分もあるようですが、
皆が今ここに生活していることをありがたく思えるきっかけができたらいいですよね。
ブライアントパークのツリーの電飾が紫の意味って…..?
これは完全なる私の思い込みなのですが、ブライアントパークのツリーの電飾って、ちょっと紫がかっています。
それって、このハヌカの青とクリスマスの赤を混ぜてるんじゃ、、、、???
どう思いますか皆さん。
私はとても綺麗でいいと思います。大人な色ですね。
もし別の理由を知っている方みえたらコメントください★
出典:wikipedia
最後のオマケ
あるニューヨークのユダヤ系の家庭では8日間の間毎日プレゼントをもらえる
と昔誰かから聞きました。
”すっごいカーネーモーチー”
“おとうさんおかあさん大変だー”
と始め思っていました。
でも何人かユダヤ教の子供達にその話を聞くと
”うちは一つだよ”
”うちはプレゼントもらわない、だってハヌカと関係ないもん”
と言う子もいました。だから大半の子達は8つもプレゼントもらわないようです。
Reference:
https://unitedwithisrael.org/the-menorah-vs-the-chanukiah/
https://chabad.org
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