Cricut Easy Press 2 の使い方★アイロンとの比較も★
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Cricut Easy Press 2 の使い方★アイロンとの比較も★





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前回のオリジナルTシャツ作りに登場した Cricut Easy Press ですが、この投稿で使い方をもう少し詳しく説明していきます。

この記事でクリカットを使って自分だけのカスタムシャツ作る方法を投稿しています→→→
関連記事:Cricutで基本のアイロン転写シート作り♡オリジナルシャツDIY

Cricut Easy Press vs家庭用アイロン:でも…これってただのアイロン転写をするだけなんだから、普通のアイロンではいけないの?実際に使ってみてどう?なんていうポイントも踏まえながらお話していきます。皆さんのお役に立てますように。


目次

1.Cricut Easy Press って何?
2.Cricut Easy Pressと家庭用アイロンの比較
3.Easy Press の使い方
4.Cricut Heat guide を活用する
5.Easy Press の不便な点
6.まとめ




1.Cricut Easy Press って何?

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まず、イージープレスについての概要です。Cricut社が出している Iron-on vinyl (heat transfer vinyl=熱転写シート) と並行して売られているいわゆるHeat press で、アイロン=オン=シートを貼り付ける際に、アイロンのように上から抑えて粘着させます。要はアイロンってことですよ!

最新は2022年に登場したEasy Press 3. (多くのYouTuberやBloggerは、二つの違いはあまりないので新しく買い替える必要はないとのこと)ちなみに猫の目 NYは Easy Press 2を持っています。

Easy Press 2&3は、大きさが2種類あります。写真のものは9 インチ(訳23cm )の正方形。ラージサイズは9インチX12インチ(約30.5cm)。9インチサイズは、小さい子供の服につける転写シートはしっかり入りますが、大人サイズの場合は2回に分けて押さえなければならずそれが面倒な人は 9インチx12インチを購入する人もいます。

ほかにも、小さなサイズの Easy Press Miniがあります。Mini は小物や帽子など狭い範囲に転写する場合に活用しやすいので便利。

Cricut Easy Mug Pressは、マグカップにデザインするときの専用ヒートプレス。

 

2.Cricut Easy Press と家庭用アイロンの比較Cricut Easy Press vs Iron hikaku no image

それでは皆が普段使っているアイロンと Easy Press は何が違うの?という点です。

重さもあり平たいので熱の行き渡りが均等:

一般的なアイロンよりも熱プレートの部分が断然広いので転写をするときに家庭用のアイロンよりももちろんやりやすいです。こちらのイージープレスの方が重さもあるのでぎゅっと押しやすいし、熱が満遍なくいきわたるので転写が効率よく行える利点もあります。

サクッと行えるのがやはり赤ちゃん用のOnesie (肌着)。何度も押さなくても一発で決まります。

調べてみたところ、家庭用アイロンにはスチームが出る穴がありますよね。その部分は熱の温度が下がるので同じように押した場合にシートがうまく張り付かないみたいなんです。

Cricut Easy Pressは、平たいプレートの温度が全て同じ状態で圧力をかけますので、転写シートの張り付きが均等になります。なので心配で何度も同じ場所を押し付けて、衣服やシートを焦がしてしまうという心配も軽減。

温度の設定を正確に細かく行える:

家庭用アイロンは衣服の種類によってしか温度のレベルを変えることができません。ノブを見ていても、大体何度ぐらいかなんて触って確認することもできないし。

T シャツやキャンバス地など一般的な布であれば、アイロンでも綿に合わせればいいですが、木やレザーなどの特殊な材料の場合は失敗したくないので確実な温度を知りたいところ。そう、クリカットのアイロンオンはこんなものにまで貼り付けることができるんです。よりオリジナリティに富んだものを作ろうとしたときにやはり正確に温度設定して効率よくやれるのもこのEasy Press の特徴。

転写シートの種類によっても微妙に温度を変えていかなければならない点があるので、普通のアイロンでは焦がしてしまうリスクを避けるためにもやはりCricut Easy Press の方が無難。

タイマーで時間設定ができる:

時間設定ができるのもCricut Easy Press ならでは。猫の目NY的には、もしなかったらないで時計見るけどって本音ですけどあったらあったで楽ちんです。なので30秒とか押さなきゃいけない場合は使ってます。5秒ぐらいなら自分で数えちゃうかな。

とりあえず、タイマーがついているのも便利です。




3. Cricut Easy Press の機能・使い方

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さて実際の使い方を説明していきます。

写真の通り、Cricut Easy Press の操作ボタンは6つ。至ってシンプル。(あ、でも普通のアイロンよりはボタン多いか)

1)まず電源ボタンを押してスイッチオン。

2)ヒートガイドに沿って必要な温度に設定する。温度調節ボタンを押した直後に➕➖ボタンで5F(華氏)づつ調節ができます。
もしくは、温度調節ボタンを長押しして、C (摂氏)に変更することができます。

3)プレスのタイマーを設定することができます。ボタンを押してから➕➖で長さ調整。タイマーは必ずしも作動させなくても可、自分でカウントダウンしたい人は、お好みで。

4)クリカットボタンには二つ意味があります。

オレンジ色:Easy Pressが予熱中
緑色:Easy Press が設定温度に達した状態


私がよく使うコットン生地は大体315-330F (157-165c)の範囲ですが、電源を入れてから結構早く予熱が完了します。

5)右のクリカットのマークボタンを押すと、タイマーが開始されます。タイマーなしで自分で数えたい場合は押さなくてよし。例えば追加であと5秒とかやりたい時、ボタンがグリーンになっていれば、そのまま5秒自分で数えてしまった方が早いかも。

Easy pressはかなり高熱です。必要以外の時はすぐに電源切っておいた方がいいですよ。

4.Cricut Heat Guide を活用する

アイロン転写をする時に是非活用したいのがこの Cricut Heat Guide。正直とても便利です。先にも述べたように、転写シートには普通のもの、グリッター、メッシュ、ホイル仕様などさまざまな種類があり、熱対応もそれぞれ違います。Cricut 社のIron On Vinylであればこちらのウェブサイトを参照してそのまま設定していけば問題ありません。使い方はこんな感じです。

まずCricut Heat Guide のウェブサイトに行き、お手持ちのCricut Easy Press をクリック。

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ドロップダウンメニューから転写シートの種類選択。

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次に、転写先のマテリアルを選ぶ。

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Easy Press Mat を使っているという項目にチェック。この時普通のアイロン台を使っていてもとりあえずチェックしましょう。でないと先に進めません。

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すると、必要な温度とプレスする秒数が表示されます。これに従って進んでいけばいいだけ。残念ながら投稿現在で日本語はないみたい。早く日本でも普及されないかなあ。。。Cricut Easy Press と同様、摂氏表示もできるようになっているからお好みで設定変更してくださいね。




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ここから、ステップバイステップの指示があるのでそのまま進んでいけばいいだけ。生地をはじめに温める秒数なども表示されてて便利です。

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5.Cricut Easy Press の不便な点

個人的に持っていて良かったなあと思うんですが、Cricut Easy Press の弱点もあります。

  • 重い
  • 場所を取る
  • コードが短い
  • アイロンより小回りが効かない

アイロンより重いです。Easy Pressの用途はヒートプレスをすること。なので重さで圧力をかけるために必要な事。でも持ち歩いたりするときに軽く便利に、というわけにはいかないし、プレートも高熱なので扱いに多少不便と思うこともあります。

小さなお子さんがいるご家庭だと、絶対に触りに来ないように気をつけないといけません。重いのと同様、面積を取るので置く場所を取るのが難点。我が家のような小さなアパートだと、どこに置こう?ってなります。同時に、作業をするテーブルにも安全に使用できる設置場所を確保したいので大きいと煩わしく感じる時もあります。

電源コードは短め。エクステコードにも繋がない方が無難です。確かに、高電圧なので太く短いコードにしないと安全面で仕方ないと思うけど、ヒートプレスを置く場所が限られてくるので融通効かないなあ、って思います。

特にポーチなどの小物にアイロン=オンをする時は、わざわざ大きいヒートプレートを上に載せるの重いし気をつけないと火傷の危険があります。普通のアイロンを使うことも。

逆に、Cricut Easy Press Mini ってとても小さいので、もっと小物にアイロン=オンをする機会が増えればこちらの方を購入してもいいかなと思います。

6.まとめ

今日はCricut Easy Press の機能・使い方やアイロンとの比較点に焦点をおいてお話してきました。

Cricut Iron On 転写をする時にとっても役立つこのヒートプレス。クリカットを手にしたら是非やりたいオリジナルシャツ作りなので、持っているとかなり便利だと思います。クリカットの転写シートは布だけでなく、木やレザー、紙にも使用することができます。さまざまなマテリアルに対応できるので、Cricut Heat Guide を参照にしながら温度調節をして自分だけのオリジナル作品を作ってみてください。

アイロン=オンで作るオリジナルT シャツの方法を説明している記事がありますのでこちらの方をぜひ参考にしてみてください。それでは、See you next time!

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