初めて息子とワンオペ日本里帰り★JFKから羽田乗り継ぎ体験談
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初めて息子とワンオペ日本里帰り★JFKから羽田乗り継ぎ体験談

国際線子連れ乗り継ぎ羽田空港編難関レベル



こんにちは、あっという間に年が明けてしまいました。令和5年、今年もどうぞよろしくお願いします。

さて今日の記事では、去年秋に出産後初めてニューヨークから日本へ里帰りした際のことについてをご紹介します。もうすぐ11ヶ月になる息子と二人でJFKから羽田乗り継ぎ経由で中部国際空港=セントレアまで、親子初めての空の旅。今回はJALさんにお世話になりました。

終えてみての感想。

正直、また出産を経験しているかの如くの長期戦。息子もハイハイやつかまり立ちを始めた時期で到底じっとしていないし離乳食も始まっていたけれどミルクも必要な時期だったので、色々な意味で計画を立てておかないとカオス計画を立てていてもカオスでした。

日本行きの際、息子がバシネットで少し寝てくれたことが束の間のランチタイム。そう、ただのご飯稼ぎの時間。睡眠なんてもってのほか。うちの子はいつ起きてバシネットから身を乗り出すかわからない。落ちたら床までかなりの距離あるので、その不安感から余計に気になって寝ることなんてできません。

コロナ禍で飛行機の便も減り、羽田到着から次の中部国際空港までの乗り継ぎ時間が2時間未満の便と、全てギリギリの中での移動。本当に大変だったので(笑)1歳未満のお子さんを連れて、特にワンオペで帰国される方に先に読んでいただいて少しでも負担軽減のお役に立てたらと思います。

この記事では気になるアメリカからの羽田空港での乗り継ぎについてに焦点をあて、私的に次はこれがわかっていればだいぶ楽になるなと思う点を綴っていきます。

 

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目次

1.羽田空港での乗り継ぎはハードル高し。
1-2.乗り継ぎの羽田空港で一旦手荷物を受け取らなければならない理由

2.ベビーカー持参よりも抱っこ紐
2-2.空港貸し出しのベビーカーを活用しよう

3.ワンオペ羽田空港はとにかく荷物を少なく軽く、が鉄則
3-2.羽田のターミナル間連絡バスなんとかして!

4.日本の税関審査アプリ使用は正直微妙

5.最後に





羽田空港での乗り継ぎはハードル高し。

この場を借りて言うと、羽田の乗り継ぎ制度はアメリカの杜撰な国際空港よりも面倒!!もちろん日本なので杜撰ではないですが、手間がかかるし、はてな??なプロセスが多すぎてスムーズに行きません。

パンデミック前までは帰国はほとんど成田経由ばかりでした。なのにどうして成田経由の名古屋便がないんだ?と声を大にして言いたい。一度経験すれば要領は掴めて大分楽になると思いますが、わたくし達そんなに何度も日本とニューヨーク行き来しないし、次に乗る時は忘れる。

今回のチケットは羽田に到着してから次の名古屋行きまで1時間50分というギリギリの時間制限での移動。お預け入れ荷物でのスーツケースと抱っこ紐で前方に背負った子供を抱えているので以前よりも歩くのが遅くなるし、おしめを変えたり連絡バスを待ったり。

JFKから東京についたときにはもう日が暮れかけてていたので気温も落ち、抱っこ紐に入れられて汗をかいていた息子に上着をきせてあげることができず。もう少し連絡バスの制度がよければなあと思っています。バスについては記事の後方にあります。

baggage claim at japanese international airport

乗り継ぎの羽田空港で一旦手荷物を受け取らなければならない理由

まず知っておきたいのは、お預け入れの荷物の事。外国でお預け入れした大きく重いあのスーツケース達。どうして地方の空港まで一括で送ってくれないの!?と言う質問が私には長年ありました。残念ながら、羽田での荷物ピックアップは必須なんです。

理由は税関。外国からの便の際、その国に入国した初めての空港で荷物を一度税関管理員に申告する必要があります。私の場合は、JFKから東京にきた際に、羽田が日本で訪れた初めての空港ということで入国審査と税関を行うためにここで荷物を受け取り。

しかし、アメリカへ帰る際は、羽田経由での空港での荷物受け取りがありません。羽田はまだ日本の中。JFKについて初めて預入の荷物を受け取り、JF Kで入国審査並びに税関検査をするためです。

逆にアメリカへ旅行する時にJFK経由で地方の空港へ乗り継ぐ場合、JFKで荷物を一度受け取り、次のフライトへ向かうということなんですね。私のようなニューヨーク市民は大体いつもJFKが最初で最後の空港なのでその必要はありません。

成田空港で乗り継ぎの場合も同様ですが、成田空港はターミナルが分かれていないので連絡バスに乗る必要がありません。荷物を持って移動する距離も同じ建物内。なので子連れにとっては(子連れでなくても!)とてもありがたいのです。




ベビーカー持参よりも抱っこ紐

今回は、ergobabyで前方に子供、背中にはバックパックを背負っての移動。キャノンのフルフレームカメラとズームレンズを持っていたので更に荷物の負担が ありました。あれがなければ随分と楽だったのになと思います。

折り畳みのベビーカーはJALは機内持ち込みの1点として加算されないため、ベビーカーとスーツケースを持っていくことも可能です。でもそうなるとベビーカー+機内持ち込みカバン+お預け入れ荷物の3点を連絡バスに乗せなければいけないため、親ひとりでの子連れでは到底無理。

バスの中でベビーカーは折り畳まなければならないので、子供は結局自分で抱っこしなければなりません。やはり抱っこ紐の選択で良かったと思います。ただ腰を痛めるリスクがあるので、日本のご実家や宿泊先についてからしっかりストレッチをしておくこと、かなりお勧めします。。赤ちゃんが羽田空港貸し出しのベビーカーに乗った写真

空港貸し出しのベビーカーを活用しよう

羽田空港には所々にベビーカーが置いてあるので、首が座っていてB型ベビーカーに対応できるお子さんなら活用するとかなり楽です。行きのニューヨークから羽田に着いた際には訳もわからず素通りしてしまったことを後悔。

空港のベビーカーはAEONモールのベビーカーと同じもの。息子も日本滞在でイオンモールのベビーカーに散々乗せられたために、アメリカへ帰る際はセントレアでも羽田空港でもこのベビーカーに問題なく乗っていてくれました。

このベビーカーは下に荷物を乗せることができるので、一眼レフやレンズの入っている重たいバックパックもずっと担いでいる必要がなくて腰を痛めることもありませんでした。





羽田空港に到着した際、ベビーカーがどこに据え置かれているかわからないという友人情報もあったのですが、飛行機到着の際にCAさんに聞いてみると、連絡していただいて係員さんを通して持ってきてもらえるかもしれません。ダメもとで聞いてみてもいいと思います。特にワンオペだと気を使ってくれるのでお願いしてみましょう。

ちなみに、投稿現時点ではJFK空港ではベビーカーの貸し出しはありません。入国審査を通過したのちのチェックインバッグ受け取りのレーン付近に、$6(年々値上げが凄い)でラゲージカートの貸し出しがあります。そこに小さいお子さんを乗せる専用の部分がないので注意してください。

ワンオペ羽田空港はとにかく荷物を少なく軽く、が鉄則。

子連れだろうが、一人だろうが、ワンオペだろうが家族同行だろうが、身軽が一番なのは長旅をしたことのある人誰もが心得ているのではないでしょうか。

一人で小さい子と移動するなら尚更です。一番大事なのは自分と子供の身柄を確保すること。必要最小限のものだけでとりあえず荷物の量は少なく。もしも可能であれば、日本で衣服などは着いてから改めて用意するなどできるとベストです。少しでも軽くをスローガンに。

我が家が預入荷物で持っていったのは比較的ラージサイズのスーツケース。中は少なめにしてケースの重量を含めて全10kg。始めもっと軽く、これは流石にJFKで投げられた時に遠くまで飛んでいって落ちた時壊れそうという妄想上(笑)それから加算。ケースは中身がなくベコベコだったので正直シェルが割れないか心配でしたが、今の素材は強くできているので無理矢理何か入れなくても大丈夫なのかもしれません。

羽田のターミナル間連絡バスなんとかして!

荷物を少なく軽くの一番の理由。それがこの羽田空港連絡バス移動。JFKから到着の飛行機は国際線なので第3ターミナル。そこからJALでの地方便は多くの場合第1ターミナルへ移動。この時、羽田空港が日本到着で初めての空港のため、荷物を全て受け取って税関管理を通過することが必要。その後それを全て持参でターミナル間移動になります。

このバスも普通の市バスみたいなものだし、既に満席に近い状態、優先座席に座っている人も動けないから席譲りますなんて不可能。本数も10分に一度ぐらいで乗り遅れたくない人が無理に乗ってくるし抱っこされている子供は危ない危ない。確かに、ターミナル間は東京の一般道。特別なバスを使えないのかなんなのか。

我々は11月の比較的移動者が少ない時期の里帰りでした。それでもこんな感じだったので、帰国の人が多い夏場なんてもっと酷い状態になることは簡単に想像できます。



日本の税関審査アプリ使用は正直微妙

事前に登録してほしいという政府からのアプリが2個(厚生労働省のVeriFLY とvisit JAPAN webだったかな確か)ありましたが、正直あったから時間短縮になったかなというと疑問です。特に私は日本での携帯がないので空港のWIFIに繋げないといけなかったし繋がってもすぐリセットされてしまうし、結局係員さんにアナログでワクチン証明とパスポートを見せることになり、WIFI繋がらなくて焦った分なんか損した気分です。

子連れだと余計に動くの遅いし、またワクチン証明の紙探さなきゃいけないし、、だったら初めからアプリにせず必要書類手元に持って行動しておいたのに。税関のアプリは、QRコードを照合するブースで結構並ぶしエラーが出る人もいたりと、近くで”逆にいつも通り紙に書いて係員さんに見せた方が早かってね”って話している人いましたが、私もそう思いました。

このアプリでの手続きのために余分な20分を費やしたと言っていいでしょう。来年にはもっとスムーズになっている事を願います。でなければ2時間未満で次の飛行機の名古屋行き子連れは乗り継ぎに遅れます。ここが早くクリアできていれば、汗だくになって薄着で空港の外に出てバスを待たなければならなかった息子に上着を着せてあげられる余裕ぐらい持てていただろうな。

最後に

息子の初めてのアメリカからの日本里帰り。こんなハードル高しでギリギリ羽田乗り継ぎでしたが、無事に名古屋行きの飛行機に間に合いました。僕ちゃん初めてで訳もわからず、こんなに日本語の飛び交う場所へと連れて行かれ、きっとストレスもあり疲れたことでしょう。でも赤ちゃんて案外丈夫なんですよね。私はこの後日頃からあった疲労のせいか、一週間体調崩してしまい寝込んでましたが、息子はおじいちゃんおばあちゃんと元気に過ごしていたようです。

今回、JALのCAの皆様や羽田空港での係員の皆様に多々ご協力とサポートいただき、結果無事実家に到着できた事本当に感謝しています。そして何より、事前に色々情報をくれたニューヨーク現地の子連れのお友達ありがとう。この支えがなければ、完全に乗り継ぎに遅れていたと思います。なので今度はこれを読んでくださった方々に少しでも前準備のお手伝いができていることを願ってます。

Nekonome NY を読んで下さってありがとうございます。

ニューヨークという街が、あなたにとってすこしでも素敵な場所でありますように…